so sweet!!!

　今日もつまらない一日が始まる。



　ああ、いやだな。



　つまらない日々を過ごすことも嫌だが、その日に希望を見いだせない自分も嫌だった。



　ため息をつく。



　今日も千代子ちゃんと一緒にご飯を食べられるだろうか。



　一緒に帰れるだろうか。



　今日もまた、千代子ちゃんは俺の小さな楽しみであってくれる。



　別にそれは千代子ちゃんが特別というわけではないような気もする。



　女の子には慣れているが、一緒にいることが嫌なわけではない。



　あまり騒がれすぎると嫌になるが、俺のこと思ってくれていると思うと嬉しいこともある。



　鬱陶しかったり、嫌になったりすることの方が多いから今までずっと別れてきたのだが。



　あ～、なんで俺ってこんなめんどくさい性格なんだろ。



　自分で自分がよくわからなくなるのがもどかしい。



「…やくん？」



　千代子ちゃんが俺の顔を覗き込む。



　時刻はいつの間にかお昼どき。



　ただいま俺と千代子ちゃんは屋上にいる。



「あ、ごめん」



「ううん。いいの」