so sweet!!!
 千代子ちゃんは俯く。



「あの…今日、一緒に帰れないの」



「何か、あったの?」



「う…ん。ちょっと用事」



 千代子ちゃんはニコリと笑う。



「わかった」



 一緒に帰れないのか。



 じゃあ、一人で帰ろっかな。



 俺たちは弁当を食べ終わる。



「ごちそうさま」



 千代子ちゃんは手を合わせる。



「まだ残ってる」



 俺はキスをした。



 毎日昼食後にやってるわけじゃないよ?



 だって嫌われたくないし。



 でも今日は一緒に帰れない分、てことで。



 千代子ちゃんの抵抗は少ない。



 さすがに人前でキスしようとすると止められるけど、昼休みの屋上には他に人はいない。



 唇を離すと、千代子ちゃんはほっぺを赤くした。
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