so sweet!!!
 茶髪・メイク・カラコンに着崩した制服。



 ああ、千代子ちゃんとは真逆。



「何?」



 俺はなるべく優しく聞く。



 千代子ちゃんと変えれてない時点で今日は機嫌が悪いんで。



「ちょっと、屋上に来てくれない?」



 甘ったれた声だ。



 鬱陶しい。



 何かあるなら、ここで、みんなの前で言えよ。



 俺はそう思いながら屋上についていく。



 ふと、廊下の奥に、2人の人影が見えた。



 1人はすぐに角を曲がって見えなくなったがどうやら男で、その後ろで項垂れてついて行っていたのは千代子ちゃんだった。



 …?


 何やってる?



 あんなところで、あんな顔して。



 嫌な予感しかしない。



 俺は屋上での用事を終わらして千代子ちゃんを探すことに決めた。



 用事、なんて大したものじゃない。



 いつもどおりの告白。
< 26 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop