so sweet!!!
 透?



「なんで、遥也じゃなきゃダメなの?



俺でもいいじゃん」



 アイツ…千代子ちゃんに手を出したら許さないって言っておいたのに。



「ごめんなさい…



私が好きなのは、遥也くんなんです」



 透は納得いかない表情で千代子ちゃんを見ている。



 と、ふと何かに気づいたようににやりと笑った。



「千代子ちゃん、もう遥也とはキスしたんだってね?」



 何言ってんだ、透。



 何する気だ。



「千代子ちゃん、キスされて騙されてるだけじゃない?



アイツは誰にでもキスするよ?



…それとも千代子ちゃんはキスされたら誰でも好きになるのかな?



……試してみる?」



 透は千代子ちゃんに顔を近づける。



「おい!透!何やってんだ!!」



 透と千代子ちゃんはこちらを見る。



「あ、やっと来た?」



「何言ってるんだ、テメエ!!」
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