so sweet!!!
「こんな時ぐらい、格好つけさせろよ」




 俺はバツが悪くなって少し目線を外した。




 少し沈黙になったので、千代子ちゃんの方を見ると、千代子ちゃんは顔を赤くしていた。




「今の部分に照れるところあったか?」




「え…だって…、遥也くん、かか、顔…」



「えっ、変な顔してた?」



「じゃなくて真っ赤」



 そう言っている千代子ちゃんの顔も真っ赤だ。



「ああ~もう。なんかバカみてーだな。



2人で顔赤くして」



 俺は頭の後ろを掻いた。



 千代子ちゃんも照れたように笑う。



「で、送ってもいいんだよね?」



 俺が聞くと、千代子ちゃんは



「お願いします」



 と言ってぺこりと頭を下げた。



「んじゃ、行こ?」



 俺は手を差し出す。



 千代子ちゃんは少し戸惑い、そして俺と手をつないだ。
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