ぎゅぎゅっと短編詰め放題




塚原さんは、生徒に手を引かれ、自分の車のところへと向かう。


それはそれは、まるでドラマのワンシーンのように、場内を駆け巡っていた。



……あーあ。



突如として突きつけられる、教官も所詮は男、感。

私みたいなじゃがいもよりも、美女に好かれて
浮かれに浮かれて鼻の下をたいそう伸ばしてることだろう。




こんなにも見せつけてくるなんて、なんて奴なんですか、教官。

やっぱり鬼畜ですね、こんな風に私に期待させといて、奈落の底に突き落とすような真似するんだから。







「……」



天然クソ女タラシ

教官なんて、嫌いです。









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