PLAYER
(野球部にあんな人居たんだ…)
-数日後-
彼は、ピッチングの練習をしていた。その風景を教室の窓から見下ろす。
「もぉ~!ほんま、誰なん?!」
「ねぇ~朋ちゃん、朋ちゃん、あの人って誰なんだろ?」
「えぇ?!あの浅野投手を知らないの?!」
「えっ?!そんなに有名な人なん?」
「有名も何も。あの三星高校からも目付けられとるんやで!」
三星高校とは、我が地元の高校。甲子園出場を今日まで七連覇勝ち取った高校だ。卒業生もドラフトでプロの野球選手になった人も数少なくとも居る。
「えぇ~!そんな高校から?!あっ!でも篤史は?」
篤史は幼なじみ。小学校時代から野球命でやってきてエースだった時代がある。
「うーん…。うち的には、二人とも五分五分だと思うんだけど…。ほら、見て!浅野君の投げ方」
朋巳は、大和を指差す。
「サウスポー」
「うん。だから投手としては、浅野君の方が一つ上って事」
「えっ!それどういう事?」
「え~?!あんた知らない事多すぎ!」
まだ二つしか質問してないのに…。朋巳は呆れた目で私を見る。
「まぁ~いいけど」
「野球におけるサウスポーっていうのはね、その投手の割合が少ないの」
「…だね」
-数日後-
彼は、ピッチングの練習をしていた。その風景を教室の窓から見下ろす。
「もぉ~!ほんま、誰なん?!」
「ねぇ~朋ちゃん、朋ちゃん、あの人って誰なんだろ?」
「えぇ?!あの浅野投手を知らないの?!」
「えっ?!そんなに有名な人なん?」
「有名も何も。あの三星高校からも目付けられとるんやで!」
三星高校とは、我が地元の高校。甲子園出場を今日まで七連覇勝ち取った高校だ。卒業生もドラフトでプロの野球選手になった人も数少なくとも居る。
「えぇ~!そんな高校から?!あっ!でも篤史は?」
篤史は幼なじみ。小学校時代から野球命でやってきてエースだった時代がある。
「うーん…。うち的には、二人とも五分五分だと思うんだけど…。ほら、見て!浅野君の投げ方」
朋巳は、大和を指差す。
「サウスポー」
「うん。だから投手としては、浅野君の方が一つ上って事」
「えっ!それどういう事?」
「え~?!あんた知らない事多すぎ!」
まだ二つしか質問してないのに…。朋巳は呆れた目で私を見る。
「まぁ~いいけど」
「野球におけるサウスポーっていうのはね、その投手の割合が少ないの」
「…だね」