もしも緑間くんと恋をしたら
緑間くんの指は、想像以上に華奢で細かった。
男性の指先に触れたことなど、無論なく……そんな行動をした自分に意外性を見出した。
「緑間のやつ、お前の事気に入ったんじゃないのか?」
青峰くんがからかう。
確かに都合良すぎるよね、ラッキーアイテムが麻雀牌なんて。
でも、彼がそんな小さな嘘つくはずがない。
きっと本当なんだ。
「そんなことないよ!だって女など興味ないって言ってたし……」
「そんなの分かんないよー」
さつきも青峰くんと同様にからかってくる。
慣れない状況に、私は戸惑うばかりだ。
そんな真新しい朝を迎えた私は、今まで平凡だった生活に一筋の光が差し掛かったかのように思えた。
さつきのように黒子くんに積極的にアピール出来るわけもなく、ただこの感情を整理することが精一杯だった。
緑間くんと親しくなるには、一体どこから始めるべきなのか。
これを機にバスケを勉強するのも悪くない。
観戦くらいはできるようになっておいても損はしないだろう。
とはいえ、バスケ部に限っては……百戦錬磨の帝光中学校だ。
応援にいったところで勝利は間違いないだろう。
そんなことも把握してしまっている。
さて、どうやって彼と仲良くなろう。
仲良くなれる方法など……もはやあるのだろうか。
男性の指先に触れたことなど、無論なく……そんな行動をした自分に意外性を見出した。
「緑間のやつ、お前の事気に入ったんじゃないのか?」
青峰くんがからかう。
確かに都合良すぎるよね、ラッキーアイテムが麻雀牌なんて。
でも、彼がそんな小さな嘘つくはずがない。
きっと本当なんだ。
「そんなことないよ!だって女など興味ないって言ってたし……」
「そんなの分かんないよー」
さつきも青峰くんと同様にからかってくる。
慣れない状況に、私は戸惑うばかりだ。
そんな真新しい朝を迎えた私は、今まで平凡だった生活に一筋の光が差し掛かったかのように思えた。
さつきのように黒子くんに積極的にアピール出来るわけもなく、ただこの感情を整理することが精一杯だった。
緑間くんと親しくなるには、一体どこから始めるべきなのか。
これを機にバスケを勉強するのも悪くない。
観戦くらいはできるようになっておいても損はしないだろう。
とはいえ、バスケ部に限っては……百戦錬磨の帝光中学校だ。
応援にいったところで勝利は間違いないだろう。
そんなことも把握してしまっている。
さて、どうやって彼と仲良くなろう。
仲良くなれる方法など……もはやあるのだろうか。