もしも緑間くんと恋をしたら
ツンデレの彼
その日は、それ以上緑間くんと会話することもなく時間が過ぎた。
部活のロッカーの鍵に五筒なんて付けて、周りに何か言われたりしないのかな。なんて、考えたり、そういうとき彼はどんな顔するのだろう。なんて考えたり……。
制服のポケットに仕舞った、彼のアドレスのことを思い出してニヤけたりして……。
帰って彼のアドレスにメールしようと思うけど、初めてのメールはなんて送ろうか。
男性にメールなんて送ったこともないし、想像もつかない。
楽しみだけど、緊張してる。
授業が終わり、急いで家に帰ると、パソコンを広げてメールを作成しようとした。
だが、そこで冷静に考えた。
(今、メール送ってもすぐ返ってくるわけじゃないな……)と。
彼は今、大好きなバスケに集中している。
私は何してる……?
そうだ……釣り合うわけない。
私なんかが、彼に合うわけない。
なんであの日気付かなかったんだろう……。
相手はキセキの世代の一人だ。
私は、初めて恋をして挫折感を味わった。まだぶつかってもいないけど、私なんかでは天才プレイヤーの彼には到底及ばない……。
私は作成中のメールを消して、パソコンの電源を切った。
制服を脱ぎ、私服に着替え、玄関で靴を履き、目的地に向かった。
―チリン、チリン
「……叔父さん」
実は私、家族より雀荘で働くこの叔父さんとよく話している。
両親が共働きっていうのもあるし、私には姉がいるが嫁いでもういないし……。
家でネット麻雀やるか、叔父さんとこの雀荘で常連様と四人打ちするか、叔父さんと話すか。
それしかやることがなかった。
私が今日ここに来たのも、理由があった。
部活のロッカーの鍵に五筒なんて付けて、周りに何か言われたりしないのかな。なんて、考えたり、そういうとき彼はどんな顔するのだろう。なんて考えたり……。
制服のポケットに仕舞った、彼のアドレスのことを思い出してニヤけたりして……。
帰って彼のアドレスにメールしようと思うけど、初めてのメールはなんて送ろうか。
男性にメールなんて送ったこともないし、想像もつかない。
楽しみだけど、緊張してる。
授業が終わり、急いで家に帰ると、パソコンを広げてメールを作成しようとした。
だが、そこで冷静に考えた。
(今、メール送ってもすぐ返ってくるわけじゃないな……)と。
彼は今、大好きなバスケに集中している。
私は何してる……?
そうだ……釣り合うわけない。
私なんかが、彼に合うわけない。
なんであの日気付かなかったんだろう……。
相手はキセキの世代の一人だ。
私は、初めて恋をして挫折感を味わった。まだぶつかってもいないけど、私なんかでは天才プレイヤーの彼には到底及ばない……。
私は作成中のメールを消して、パソコンの電源を切った。
制服を脱ぎ、私服に着替え、玄関で靴を履き、目的地に向かった。
―チリン、チリン
「……叔父さん」
実は私、家族より雀荘で働くこの叔父さんとよく話している。
両親が共働きっていうのもあるし、私には姉がいるが嫁いでもういないし……。
家でネット麻雀やるか、叔父さんとこの雀荘で常連様と四人打ちするか、叔父さんと話すか。
それしかやることがなかった。
私が今日ここに来たのも、理由があった。