新撰組と神の護り手伝説
吹悠が倒れた時に一緒に小さな皿が机から落ちた。
パリン
土「誰だ!また皿落としたのは!」
土方がついに怒って席を立ち上がって怒鳴った。
音のした方を見れば、吹悠がのびていた。
その隣には割れた小さな皿。
土「…はあ。主役かよ。しゃあねえな。俺が近くの空いてる部屋に澄野運んでやるから皆続けてくれ。」
土方が吹悠の上体をそっと起こしてやると、近くにいた沖田が声を抑えて話しかけた。
沖「土方さん。」
土「なんだ総司。」
沖「…襲っちゃだめですよ。」
土「はあ?んなことするわけねえだろ。」
沖「ふふ冗談ですよ。」
まあそんなことしたら、土方さんの息の根止めますけど、という呟きは
吹悠を吹悠のいた世界では、俗に言うお姫様抱っこをしてその場を離れた土方には聞こえなかった。