新撰組と神の護り手伝説

〜吹悠目線に戻ります〜


『…っいった。』

頭を打った衝撃で意識が戻った。


目の前に土方が居たので少し驚く。

しかしそれよりも驚いたのは目から涙が滝の様にこぼれ落ちるのが、止められないことだった


『…な…んだこれは…』


胸の奥から切なさと悲しさと寂しさがごっちゃになって込み上げてくる。

その時

ピカッ ゴロゴロゴロゴロゴロ‼︎

近くに雷が落ちた。


『ワッ‼︎』

思わず布団を被ってしまう。



お気付きの通り。
僕は小さいときのあるトラウマで雷が怖い。

雷撃を操る神の守り手とか本当に笑える。



土「おい。大丈夫か?」

土方が思わず布団を剥がして覗き込んできた。

『だ、大丈[ピカッゴロゴロ‼︎]ひっ』



すぐそこの物に飛びついてしまう。




って

土方に飛びついてしまったあああああ


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