新撰組と神の護り手伝説

土方は吹悠が部屋を出た後ズルズルと座り込んでいた。

土「あー。やっべ。」


少し赤くなった顔を誰にともなく腕で隠しながら本当に理性との格闘だな、と苦笑する。




会ったばかりではあるが、命を助けられたり話したりする内にもっと知りたいと思ってしまった。


何故だろう。

土「まあ、ごちそうさまでした。」




まだ土方は不思議な気持ちの芽生えと、忍び寄る不穏な影に気付いていなかった。



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