新撰組と神の護り手伝説
『ニャ、ニャーゴ…。』
猫に変身することだった。
白に黒の線の入った子猫になった。
直前に桶とタオルは隠したので、元は人間だったことはばれないはず!
…というか分かってはいたけど、皆んな腰タオル一枚で、、、その、とても、気恥ずかしい。
原「なーんだ。」
永「子猫ちゃんか…期待したのに…。」
平「子猫ちゃ…子猫?!俺猫触ると腫れ物ができるんでそいつ近づけないでくだせぇ!」
なんかすっごい悲しくなってきたんだけど…。
まあいい早くここから出てしまおう。
すたこらさっさと逃げようとすると、上空からニュッと大きな手が伸びてきて僕を捕まえた。
沖「ね、猫!」
僕を捕まえると両前足の脇を持ち抱え、目線を合わせると弾けるような笑顔でくしゃっと笑った。
…!
笑顔を見た瞬間、心臓の音が聞こえた気がした。
少し熱いのは顔?それとも心?
わからない。
こんな顔もするんだな。
って…いかんいかん。一瞬心を揺り動かされた。今ピンチなんだから、気をしっかり持たないと。