新撰組と神の護り手伝説
斎「総司、俺にも貸してくれ。」
沖「ちぇー。ちょっとですよ。」
沖田が斎藤さんに僕を渡そうとした瞬間、逃げやすくなった手からスルッと抜け出してその場から全力で逃げた。
「「「「「「あ」」」」」」
正確には逃げようとした。
山崎の手も引っ掻いた。
永倉と原田も引っ掻いた。
斎藤さんは猫パンチにとどめた。
沖「あーもう。逃げちゃダメですよ?」
沖田にはすべての攻撃が避けられ、ギュッと抱きしめられてまった。
沖「この子首輪も付いてないようですし、野良猫なら僕が飼います。えへへへ。」
楽しそうに頬ずりされ僕は悟った。
『ニャ…(こいつからは逃げられん…)』
沖田がらしくない変な笑いをするので全員に震えが走ったことを沖田は知らない。