新撰組と神の護り手伝説

総司が部屋から出ると、猫と二人きり？になった。
取り敢えず、猫を捕まえて観察する。



白い毛並みに

黒い線。

澄んだ黄色の目の中には隙あらば引っ掻いてしまおうかという光が見て取れた。

そして人を小馬鹿にしたような表情。







…。

まさかな。



土方は猫に語りかけた。
そこには特に他意はなく、本当に独り言だった



つもりだった。

土「お前……澄野か？」

『‼︎‼︎』

猫の全身の毛が逆立った。


ええ？
ま、まさかな。今のは見間違えだろう。

土「そうなのか？」


猫が全力で土方の腕から逃れようとし始めた。