新撰組と神の護り手伝説
近「…トシの信じる《誠》に向かって進めばいいと思うよ。」
近藤は少し考えてこう言った。
近「途中間違った方向に走っても、目標さえ見えてればいつかは辿り着けると思うんだ。
だから、なかなかそこに着けなくても進む事を諦めたら駄目だよ。」
土方は少し考える時間を取りたいと言い、部屋から残っていた人達を出した。
土「…俺の《誠》は……。」
(あいつだったら今の俺にこう言うんだろうな。
『土方、しわ寄りすぎ。老けるぞ。あ、老けてるか。』
…腹立ってきたな。すごい不敵に笑うあいつの顔が思い起こされる。
『とにかく、難しく考えすぎるとよくないぞ。お前がいつもやっている事やりたい信じる事信じたい事がそのまま《誠》なんじゃないか?』
やりたい事…。)
俺は
俺の《誠》は
絶対にみんなを護る事だ。