新撰組と神の護り手伝説

『…よろしく。坂本。』

高「え、俺は?」

『ところで坂本、何の用でここに来たんだ?』

高「無視?無視?無視?」


高杉の第一印象最悪だし、無視は当然だろ。


坂「あぁ。那津が吹悠がずっと中にいても暇だろうから外に連れて行ってやれと言われてな。」

高「美味しい飯食えるところ知ってるんだ。夕食の時間だし食べに行こうよ。」



夕食時?

『もう四刻も寝てたのか…。』

坂「いや、お前が来てもう1日経ってるぞ。」

え?1日も?





こんなに寝たのは小学校の夏休みぶりだな。
確かにお腹が空いているし、行きますか。

『では、連れて行ってくれるか。』

坂「あ、それと那津から渡せって言われたから、はい。」


ぽいと渡されたのは四神の刀だった。
黄色の石の入った、正真正銘僕の菊一文字則宗だった。


『…コレは!本当に僕に返してもいいのか?』



コレがあるだけで、どんなに心強いか。何かあっても菊宗一人がいるだけで気持ちが少し楽になる。


『ありがとうございます!』

< 217 / 266 >

この作品をシェア

pagetop