新撰組と神の護り手伝説
「うぐぇっ!」
敵の頭を踏みつけて廊下をくぐり抜け梅の間の扉を開けると乱闘の中心で沖田と大男が刀を交えていた。
見た所相手もそれなりに強いが沖田が優勢なようだ。
しかし、
沖「ゲホッゲホッゲホゲホゲホッ!」
いきなり沖田が咳き込み隙を作ってしまった。相手もそれを逃さず、沖田を蹴り飛ばす。なんとか沖田は立ち上がり、刀を構えるが一気に動きは鈍くなり、ついには倒れてしまった。
沖「ゲホッ…呆気ないものですね…。」
刀を突きつけられるが動けない沖田は虚ろな目で相手を見つめていた。
そして、刀が振り上げられた。
間に合えええええええええええ!
座り込んだ沖田と構える大男の間に滑り込みガキンッと、刀を菊宗の鞘で受け止めた。
沖「ヘ?」
『諦めるな。』
大男が少し僕に警戒して離れた。そして雄叫びをあげ斜めに斬りつけてきた。
分かってたけどさっきの奴らより桁違いに重いっ。
けど、力を受け流し少しよろめいたところを刀を足で思いっきり蹴りあげ、相手を丸腰にさせた。間髪入れず鳩尾に回し蹴りを入れ気絶させた。