新撰組と神の護り手伝説
そう、僕らが最近ここらを騒がせている犯人。
僕は単に悪い奴を捕まえるたいだけだが、那津には刀を集めなくちゃいけない理由があるらしい。
どうもそれは大事な事らしいが別にあまり興味はないので聞いていない。
ある程度移動していると治安の悪いここでは夜に聞かないはずの女の子の声が下の方から聞こえた。二人で面越しに顔を見合わせ、うなづくと屋根の上から声の聞こえる路地をそっと覗いた。
「話してください!急ぎの用なんです!」
「まあまあ、それなら俺たち攘夷志士様達が手伝ってあげようか?勿論お礼はそれ相応必要だがな…ガッハッハっ!」
二人の浪士が女の子に絡んでいるようだった。
那「くっ下衆が…。」
やばい。那津が殺気立ってるよ…。でも、
『下衆で那津の手を汚さなくてもいいよ。那津は待ってて。』
ふわっと屋根から飛び降り女の子を庇うように立った。