新撰組と神の護り手伝説

ガラガラガラ

物置の扉の開く音がした。




しばらく謎の沈黙があった。

沖「…ねえ土方さん。」

土「…なんだ総司。」

沖「倒れたタンスの横の毛布の膨らみはなんでしょう。」

土「…」


沈黙が心配になってそっと隙間から二人の様子を覗くと沖田が吹悠の頭上に刀を振り上げていた。

『どうわあわあああぁ』


思わず変な声をあげて上半身をのげぞらしてなんとか回避するが、毛布が剥がれる。


にやあと二人の黒い笑みが広がった。






拝啓 おじいちゃん、僕は今貴方のせいで殺されそうです。
< 24 / 266 >

この作品をシェア

pagetop