新撰組と神の護り手伝説

那「よっお見事!さっすが吹悠は強いねぇ。」

『よく言うよ、那津が言うと嫌味にしか聞こえないよ。』

那津だったらきっと手刀入れる前の初撃で気絶させられただろう。



ふうっとため息をつき男達を褌一丁にさせると筆を取り出し背中にデカデカと

【僕は下衆野郎です。軟派野郎です。】

と書いた。そして近くにあった井戸の水で二人の男を起こし布で口を塞ぐと顔を無理やり上げさせた。


『おはようございます。ところで爪ってなんで手足合わせて20枚もあるか知ってますか?

あっ歯も入れるとまだ20は抜けm…有りますねぇ。』


男達の声にできない声が口と布の隙間から少し聞こえた。


那「…吹悠の鬼。まあ、こんな奴らに尊王攘夷名乗られるとか腹立つから殺したいくらいだからまだ甘いんだけどね。」

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