新撰組と神の護り手伝説

?1「平助と斉藤さん抜けがけかい?」

?2「平助だけは裏切らないと思ったのに〜なあ、佐之」


二人ともニコニコと席を近くに寄せてきた。


え、何こいつら。なんか暑苦しい。
ちょ、近寄るなあ!


『どなたですか?』

今度はイラっしつつ尋ねると最初に喋った方の男が胸を張って答えた。


原「俺は十番隊隊長の原田佐之助!よろしくな!」


もう一人の男も胸を張って答えた。

永「二番隊隊長永倉新八だ!」


胸をいちいち張らんでいいわ!


沖「あれ?名前新八だったんですね。てっきりしんぱっつぁんだと思ってました。」

永「そんな名前つける親がいるか!」

沖「永倉しんぱっつぁんって言う名前も僕はありだと思いますよ。」

『うん。ありだな。』

永「」


永倉と平助はしばらく口を開けたまま動かなかったという。
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