新撰組と神の護り手伝説
ー1時間ちかい土方の説教を聞き流し終わり、沖田と部屋の前に出た。


『さてと、今日は非番みたいだし部屋でごろごろ庭の桜の花見でも…』


そう言って部屋の方へ行こうとした時、後ろにいた人物に強く手首を掴まれた。


沖「約束しましたよね〜。後で稽古に付き合ってくれるって。まさか忘れてたとか言わせませんよ?」






すっかり忘れてました。


恐る恐る後ろを振り返ってみると



黒く笑ってらっしゃる!


『なんか腹痛くなってきたんだが…』

沖「さっきまで僕と走り回ってたのに?」

『と、とりあえず手を離そうか。』

沖「離したら逃げるでしょう?」




怖いよおおおおおおお

『面倒くさいよおおおおおおおおお』

悲痛な叫びとともにまたまた吹悠は沖田に引きずられて稽古場に向かうこととなったのでした。
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