恋に一番近くて遠い君
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「すごく美味しかった〜!ねぇ、次どうするの?」


「あれ探すんじゃねーの?」


「え?」


陸玖が指を指した先には天良がここにくる目的である恋のジンクスについてのことが書いてある看板だった。


「な、なんでわかるの!?」


さっきのことといい陸玖ってエスパーなの!?


「そんなわけねーだろ。」


「やっぱりエスパー!?」


「もろ声に出てたから。あとまずここの浜辺に来る前にこれに似た看板いくつも見たから。女子ってこういうやつ好きだろ?」


「そ...そうだけど.....。」


「へー、じゃあやっぱ天良は陽生のことが好きなのか?二人っきりになりたかったのか?」


「え?どうだろう...。」


「なんだまだ話してねーのか。」


話してないというか.....話そうとしたら変な空気になっちゃったからな.....。
もう聞くことないだろうな.....。


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