恋に一番近くて遠い君
でも二人っきりになりたかったのは私も同じだからな.....。そんなこと陸玖は気づいてないし気づく気配もない。


やっぱり私のことただの幼馴染みにしか見えてないのかな.....。


「ほら、ぼさっとしてっと時間なくなるぞ?」


「え.....一緒に探してくれるの?」



「あぁ、どんな効果があるとか知らねーけどな。でももうあと1時間ぐらいしかねーから見つかる可能性低いけど。」


もし見つからなくても、陸玖と一緒に同じ思い出を作りたい。



「行く!見つからなくても探すだけ探したい!」


君と一緒にいたいから.....。



「ふっ、どうせ探すなら見つけたいけどな。行くぞ。」


ほんと陸玖には助けてもらってばかりだなぁ。私もいつか陸玖の力になれるようになりたいな。


その時は私が陸玖の隣にいたいな...。

< 142 / 252 >

この作品をシェア

pagetop