恋に一番近くて遠い君
すごく大事な仕事を任されたけど、頑張らなきゃ。



「美海ー、今日部活ないから一緒に帰ろうぜ。」


隣に座っていたはずの陸玖がいつの間にか教室のドアにもたれかかってる。

夏休みだったから一緒に帰るの久しぶりだな。



「いつものパンケーキ食べたい!」



「はぁ?」


「いいでしょ!陸玖のおごりね!」


そう言って陸玖の横を通り過ぎて走る。


「おい!待てって!.....はぁ、仕方ねーな。」


「陸玖ー!早くー!」


「わかったよ!」


でも幼馴染みって関係に甘え過ぎてたってこの時の私は思ってもいなかった。


「五十嵐先輩.....。」



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