恋に一番近くて遠い君
やっぱりサッカー部は足が速いな。陽生君は他と少し差をつけて1位で天良にバトンを渡した。



天良もそのまま1位をキープしてバトンを渡す。結構差が開いてきた。



亜衣里!頑張れ!



急遽変わってもらったけどバトンの受け渡しも上手でバトンはアンカーの手に渡った。



でも赤軍団も紫軍団もアンカーは県大会に出場するほどの足の速さをもっている陸上部の選手だった。



でも陸玖なら.....




「陸玖ーーー!!頑張れーーー!!!!」




私の声が聞こえたのか陸玖は少し笑っていた。私の方を向いて。



そしてゴールテープを切った。




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