恋に一番近くて遠い君

天良とたくさん歩き回っていろんなクラスに行った。



途中で亜衣里ちゃんと遥葵ちゃんと合流して４人でたくさんはしゃいだ。



｢もう１日目終わりかー。あっという間だったね｣



４人で教室に戻って制服に着替えてると亜衣里ちゃんが呟いた。



本当に楽しい１日だったな。



みんなで少し名残惜しさを感じていると亜衣里ちゃんが思い立ったように言った。



｢そういえば！遥葵って明日あの人と回るの？｣



｢あの人って？｣


亜衣里ちゃんが誰のことを指しているのか分からないと遥葵ちゃんは首を傾げている。



｢またまた〜とぼけちゃって〜！南雲君だよ、な、ぐ、も、くん！｣



｢なっ！｣



遥葵ちゃんの驚いた顔にはほんのりと赤みがかかっていた。


もしかして照れてる？図星だったり？