恋に一番近くて遠い君
「上手くいくといいね」


陽生君の恋を応援したいしなぜか陽生君なら私達でも深く踏み込めない天良が隠している思いを読み取ってくれていると思った。


二人が幸せそうに楽しそうに笑いあってるところを想像するとお似合いだなと感じた。


「そうだな。俺らも突っ立ってないで帰るか」


「うん」


正門を出た時陸玖がふいに手を差し出してきた。


「??」

えっとどうすればいいの?


「ばーか。こうだよ」


そう言って陸玖は私の手を握った。


その行動だけでどきどきする。


「陸玖、私今とても幸せ」


「あぁ、俺も」


二人で顔を合わせて笑う。
この幸せがずっと続きますように━━

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