恋に一番近くて遠い君
━━━━ざわざわざわざわ



「んー見えない......。」


「前の方に行く?」


「前に行くと押しつぶされそう...。」




只今クラスを確認中......
何だここは!?戦場か!?ってくらい人が居ます......。



「ははっ、お前のその身長じゃ見えないな。」


「なっ......。」



くぅ...、身長高いからって...。




「あ!美海!3人とも同じクラスだよ!」


「え!嘘!ほんと?」


「ほんと!ほんと!」


「やったー!」


そういいながら私と天良は抱き合った。




「今年一年よろしくね。」


「こちらこそ♪」


「何抱き合ってんだよ、気持ち悪いな。先行くぞー。」


気持ち悪いとは何だ、気持ち悪いとは。
いいじゃないか、喜びを分かちあって。



そう思いながら天良と二人で陸玖について行った。
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