後輩くんが愛おしくてたまりません。
リビングから出てきた藤岡は、申し訳なさそうにこう言った。
「すいません…先輩……。俺、城内先輩の彼女サン泣かせちゃった…かもしれないです…」
…………はい?
「え。まって、彼女…って?」
「高畑先輩のことですよ!勉強俺ばっかりつきっきりになっちゃって、高畑先輩、城内先輩と全然話さなかったから…申し訳なくて」
えっと…いつから、俺は高畑の彼氏になったんだ?
それに、
「俺の彼女。他校だけど…?」
「そうですよね。ほんと、すいませ…って。え……?」