後輩くんが愛おしくてたまりません。




やった!と、安心したように小さく微笑む藤岡くんに、私もつられて笑顔になったんだけど…





「…あっ!」




私は慌てて顔をそらした。




そうだ…!私、パンダなうだったんだ!




最悪だよ〜〜




「高畑先輩、どうかしたんですか?」




「いや…泣いた時…あの実は普段からメイクしないのにきょうしちゃって…!今パンダみたいになってる…こっち、見ないでね?」



見ないでね、って言ったのに、



「さっきは必死で気付かなかったけど…ふはっほんとだ、パンダみたいです」




ぎゃぁあ〜〜!見られた!最悪!私の馬鹿!




「…でも、パンダ、可愛いですよね。先輩も…パンダより、可愛いですよ??」




藤岡くん。





…甘い。




もう、大好き。






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