ice of world
テレビをつけてみると速報でこうかいてあった。


「県立緑が丘学園教師 不審死 原因は血液が固体化したこと」


ニュースキャスターはあり得ないという顔をしていた。


「ドンドン 加宮雄大さんはいますか? 警察です」


そう聞こえた。素直に扉を開けると、武装した警察官が十人位いて、


「不審死について聞きたい。署までご同行願う」


加宮は素直についていった。そこにはコンクリートで固められた部屋があった


「あなたには黙秘権がある。」
そう告げられた。


やってられないような質問ばかりだった。しかし、最後の質問だけは違った。


「君は国に送還されることになるだろう。」


その言葉で我に帰った。


「それはどういう」


「決まっているだろ、人体実験だ!」


我慢しきれずに、加宮は能力を使った。


警官は倒れ、手錠は凍てつき、簡単に壊れた。警察署を脱出するまで、そう時間はかからなかった。

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