7colors

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ーあれから2週間が経った。
あの日以来町田さんは、昼休みには必ず屋上に来る。
たわいない会話をするうちに結構仲良くなった。

今日は久しぶりに、学校も俳優業も休みの完全オフだ。
こうしてソファーに倒れる姿は、完璧に一般的な18歳男子である。
俺が起きてきた時からつけっぱなしになっているテレビは、昼前のニュースが流れている。

「翔太ー、お仕事行ってきまーす」
さっきまで慌ただしく動き回っていた姉貴は、支度を終えたらしく、俺にそう言うと家を出た。
両親は共働きで、俺が起きる前に出て行ったため、家には俺一人になった。
連日の多忙のせいか寝過ぎたせいか、またうとうとし始めた。
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