幼馴染に恋しました。
幼馴染
…ピピピピピピピピ………
「…んん」
激しいその音に目を覚ます。
重いまぶたを開けると、見慣れた自室の天井が。
「もう朝…」
昨日なかなか眠れなかったせいか、意識はまだはっきりしないまま。
私はもう少し寝ようと、アラームに背を向けるが、その音は止まらない。
流石にその状態ではゆっくり寝られないので、仕方なく携帯に手を伸ばした。
「眠い…」
そしてアラームを止めてやろうと、手元のそれに目をやると。
「……あああっ!!」
そこで意識が覚醒した。
「遅刻するーーーー!!!!」
時刻は8時。遅刻寸前。
なんでこんな時間になるまで気づかないの私のバカーーーーーーー!
後悔しても仕方ないので、私は飛び起きて、急いで身支度を整える。
スカートをはいて、カバンを掴むと、急いで階段を駆け下りた。