僕の大切なひと









だけど











もう遅かった。








桜の木は
お花も葉っぱも
なんにもついてなかった。






ぼろぼろで
ぼくが触ったら倒れそうだった。








あの綺麗な桜の花は
もう、見れないの?













ぼくが






お水






あげなかったから。













ぼくが













ぼくが……。





< 20 / 21 >

この作品をシェア

pagetop