僕の好きで嫌いな人。

廊下を少し小走りでゆく。

販売機が見えた、
と同時に

木崎の姿もみえた。

「あれ、裕也くんだ」

…何でいるんだよ。
俺は心の中で軽く舌打ちをする。

「裕也く…」

柏木が声をかけようとする。
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