僕の好きで嫌いな人。
第2章
「あっそうだ、裕也くんちょっと待ってて」
木崎と教室の前で話していた柏木は
そういうと、
自分の鞄が置いてある机まで戻り
何かを取りだして、また木崎のところへ戻っていった。
「あのねこれ、クッキー作ったの」
「裕也くん、この間食べたいって言ってたでしょ?それで」
…は?そいつのためにそんなことまですんのかよ。
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