僕の好きで嫌いな人。

「おーまじで、サンキュー」

木崎は、綺麗にラッピングされているクッキーの入った袋を受け取って

「じゃ、もうチャイム鳴るし俺行くわ」

と言い去っていった。

「うん、またね」

そう言った柏木の顔はまた、
笑顔だった。
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