人生、始めます。
学園生活は難しい?
瀬上学園、3-A
「はーい、皆静かに。今日は転校生を紹介するよー」
このクラスの担任の、百丘 花代先生がクラスの皆に声をかけています。
先生は、若い女教師で、長めの黒髪をポニーテールにしています。
とても美人なのですが、年は教えて下さりません。
そして、このクラスの一人である、私、巫原 美咲は、
今日来るという転校生に期待しつつドキドキしています。
「転校生、女の子かなあ~?」
「二人来るらしいよ!」
「うそ、すっごーい」
どうやら、楽しみなのは皆同じようです。
「はいはい皆静かに。さ、入って来てくれ。」
そういうと先生は、ドアを開けました。
ガラーーッ
「うわあ…………」
入って来たのは、二人の女の子でした。
二人ともとても美人で、クラスの目を釘付けにしていました。
一人は、ふわふわの金髪の、お人形さんみたいな子です。
もう一人は、黒髪の清楚な子です。
「今日から皆と共に生活することになる、結姫さんだ。
二人は双子の姉妹らしい。さ、紹介してくれ。」
双子なんだ………あまり似ていないな。
始めに、金髪の女の子が紹介を始めました。
「結姫 津香なのです!双子の妹です!一年間お世話になります!」ニコ
パチパチ
津香ちゃん、かー。
可愛いし、性格も良さそうだし…………仲良くなれそうだな!
ニコッと笑った津香ちゃんは天使みたい。
クラスの男子はほとんど照れていました。
次に、黒髪の女の子が紹介を始めました。「
「…………結姫、静乃です。ツカさんの姉………です。よろしく」
静乃さんは、津香ちゃんと違って静か。
言葉を思いつかなかったような顔してる。
なんか、頭良さそう。(偏見)
「じゃあ二人は、空いてる席に適当に座って。」
「はーい!」
「はい」
津香ちゃん、直ぐに空いてる席に行って、隣の男の子に挨拶してる。
静乃ちゃん、どこに座れば良いか悩んでるみたい。
は、そういえば私の隣空いてるじゃん!
「おーい静乃ちゃん!!ここ、空いてるよ!」
私が呼ぶと、直ぐに来てくれた。うわ、近くで見るとますます美人。
「よろしくね!」
「よ、よろしく」
新しい仲間…………楽しくなりそう!
続く