もう一度あなたに恋をした。

「平気だよ。もう慣れてるし。」


作り笑いを浮かべると、叔母さんはこれ以上何も言わなかった。


ただじっと、食べるだけのあたしの顔を見て、あたしが完食するのと同時に立ち上がり、にっこり笑って

「行ってらっしゃい。」

って言われたから、ごちそうさま。とだけ言い、自室に戻る。



鏡の前に立ちながら、ふぅ..と漏れるのは、これまたいつもの溜め息。


あと何回こうやってダルいダルい朝がやってくるんだろうか、考えても仕方がない事ばっかりが頭の中を駆け巡る。



そんな中テキパキと慣れた手付きで化粧を済ませると、既に着ていた制服の上着ポケットの携帯が震えていることに気付く。



……またか…



半ば呆れたように鏡を閉じ、携帯を取り出して電源を切った。




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