もう一度あなたに恋をした。
緊張感
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「お待たせしました!」
それでも急いでくれたであろう佐伯くんに、「お疲れ様。」と優しく微笑む。
照れ臭そうにしながら微笑み返してくる佐伯くん。
なんなのその反応、可愛すぎるんですけど…!
年下的可愛さがこの子にはある…これが母性本能というやつなのか?
なんてぶつぶつ考えながら佐伯くんの後を着いて行くと、駐輪場から自転車を押してくる。
「あれ?佐伯くん、今日は自転車なんだ?」
「今日は寝坊したんっすよ〜。」
「あはは、あたしもなんだー。と言っても、佐伯くんみたいに部活あるわけでもないからいいんだけど。」
「ズルいっす。先輩、明日俺の代わりに部活してきてくださいよ。」
「やだよ〜!あたし、痩せなきゃボールと間違わられて蹴られちゃう。」
あはは、と佐伯くんが笑う。やっぱり笑顔が可愛い。