もう一度あなたに恋をした。



「そうなれば、後は告白っしょ!」



定番のグッジョブポーズを炸裂させてウインクを決める雅。




「こ、告白ぅ〜?!無理無理!!恥ずかしくて死ぬ!!」



「だーいじょーぶ!佐伯くん、どう考えても脈アリだと思…ああ!!!!」




突然の雅の叫び声に思わず耳を塞ぐ。




「な、なんなの?!!」




目の前の親友の顔は、どんどん青ざめる。







「そういえば、紫穂…!佐伯くんに彼女いるって言ってなかった?…」













……………


………………






「ああああーーー!!!!」


教室にこだました、立ち上がって大声でショックを受けるあたしの叫び声。



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