もう一度あなたに恋をした。
でもどーやってハッキリさせる?
本人に聞く?…でも、気まずくなるのは避けたい。
いや、むしろ思い切って聞いて気まずくなったって、彼女いるのならどっちにしろ諦める方向になるんだからいいじゃんっ。
いや…でも…のループ。
もし仮に、否定されたとして。
そうなると、じゃあハンカチの”M”は…?ってなる。
佐伯くんがそっち系の趣味の人じゃない限り、あれはどう見ても女の子の物。
あーもう分かんないっ…
好きだと自覚した途端、こんな根本的な問題に直面するなんて思いもしなかった…
授業が始まるチャイムが鳴って雅と別れてからも、晴れない心のまま。
謎多き佐伯くん。
あなたにとってあたしは、どういう存在?
ただの先輩?
それとも……
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