てめぇーの地獄

しばし 考えを まとめる二人・・・


長瀬が いきなり席を 立つ

「どうしたの？・・・」

貴子が 質問した。


「やめた！ やめた！・・・捜すのやめたぜ」

「何で 今さら・・・私は どうすれば・・・いいの
あなたが 捜してくれるって言うから・・・」


「始めは、カンのお茶を くれた！！ 義理を　はたそうと 思ったが ダメだ　ダメだ！！ 俺の手には おえねぇ！」


二人は 喧嘩を 始めた。
周りも 暗くなりはしめ 夕日が 紅くビルを 照らす。

この時間帯は 家に 帰りたくなるので 当てのない 仕事に 嫌気が 出るのだ！


「私は 一生この 世界に 閉じ込められて・・・過ごすしかないのね！！」

泣きながら 訴える 貴子・・・

「そんな事は 知らねー
警官でも 行って 聞きな」


泣いてる 貴子を 見つめながら その場を 離れようとする・・・長瀬


前を 向こうと する長瀬の顔に ドアが ヒットした！

ドアが 突然開き 振り返る長瀬に タイミングよく 当たった！！


「いてぇーな・・・今日は まったくツイて無いな！！」


みると 公園の 何もない 空間に ドアだけが 開いてる・・・

中から 見知らぬ 親父が ドアを 閉める・・・時
長瀬は 瞬間に ドアに 手を やる