てめぇーの地獄
渋滞の先をみると 何やら大きくて黒い物体が よこぎる。かなり大きい物を積んだ、トレーラーだ。後ろの荷台から荷物が、はみ出てるからかなり長い!!

渋滞のため 交差点を 抜けきれず完全に 道路を ふさいだ。


「あぁー兄ぃー あのトレーラー完全に 止まっちゃいましたよ!!
ダメだ・・・電車にしますか!?
その方が 早いと思うなー。」


「バーカ!! そんな電車になんか乗れるかーぁ
つじもぉ!なんとかしろ」


「あぁ 何かあのトレーラーさらにハマった見たいすね・・・あのやろ!!馬鹿じゃねーのバックしはじめた!?」

行き場に困った!トレーラーが 何とかしょうと、もがきさらにハマっていく
渋滞は 加速して車の列を 作る。


「ダーメだ!!兄ぃー
マジメに電車で 行ってください。 そこから地下鉄ありますから
分かりますか?」


「だぁーから 飛べや!!」


「ムリ・・・
あーあぁ もう遅刻だな!」


「チッー ! つじもぉ!!・・・どこにある?・・・地下鉄!!」



辻本に 細かく説明を 受けて車の 外に出る 長瀬。
今まで車内の エアコンに慣れていた体に ギラギラの日差しが 襲いかかる。
たまらず黒の上着を 脱ぐ。
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