先生とメガネと【BL】
涼也の葛藤
「うぉおおお」

寮で宿題をしている途中

急に涼也が呻き声をあげて机に突っ伏した

「どっ、どうしたの?!」

額を机にくっつけたまま右手に持ったペンで

ノートに歪な円をぐちゃぐちゃと書いていた

「補習…」

またかいな(笑)

最近涼也がどれほど好きアピールをしても

先生は笑顔で「補習は受けなくていいからな」

先生の個人補習を受けたい涼也にとって

その一言はとても辛いものらしい

「もう告っちゃえよー」

「無責任な事ゆーなよ」

性別と立場の壁は厚いもんなあ
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