君と家出中…

両手を強く握り、下を向いて立っている私の横で、しゃがみ込んだその人が、

私の顔を見上げてきて


目と目が合った。






遼だ!!





なんで!?




ホントに!?





驚く私を見て、遼がいたずらっぽく笑い、立ち上がる。

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