君と家出中…

ペチッ!



遼の手に頬を挟まれて、目を合わせるよう持ち上げられる。




『聞かない親父と、言わない娘、似た者親子じゃん』



『ぐ…ひょんなことにゃ…』



う…頬を押されて喋りにくい…




『やってみる前から無理って決めつけてたら何もできねぇよ!』




『でも…』




『大丈夫!俺が応援してやるから!』



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