君と家出中…

力を抜いてカカトを地面に付けると


彼の姿は見えなくなった。



けど、やっぱりイイ声。


好きだなぁ。



一番近くにあるバス乗り場のベンチに座り、彼を背にして歌を聞くことにした。



スマホの電源を切っていて時間が分からないけど、21:00くらいかな?



朝まで歌っててくれないかな。。




彼の低く響く歌声は、不安な私の心を不思議と落ち着かせてくれた。



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